誘いのカウンター彼女はママではなく、ひとりの女になる。【放課後メモリーズ】

誘いのカウンター彼女はママではなく、ひとりの女になる。

――夜の帳が降りたバー。ネオンの光が、彼女の横顔をやさしく照らす。「今夜は、どんなお酒にします？」落ち着いた声が、静かに胸の奥を揺らす。カウンター越しに交わる視線。琥珀色のグラスを傾けるたび、彼女の瞳が、何かを語りかけてくる。「お客さん…そんな目で見られたら、困ります」そう言いながらも、微笑みは止まらない。夜の香り、揺れる光、重な…